２００５年１月１８日

NHKの一連の不祥事追及では、週刊新潮と週刊文春の連合軍に、ついに慰安婦問題で朝日新聞も加わりました。ただし、録音テープやビデオテープなどの証拠物件が何もないために、「政治家が内容を変更させようという圧力をかけた」「いやそうした介入はなかった」という水掛け論になってしまう恐れがあります。顔と実名を出して記者会見をしたチーフプロデューサーの勇気は認めますが（なかなかできることではありません）、結局真実は闇の中に葬られてしまうのではないかという危惧を持っています。

いずれにしても、以前お世話になった古巣のNHKがまるで外務省か、かつての大蔵省のように、マスコミに叩かれ、満身創痍になっているのを見るのは、複雑な気持ちであります。身を粉にして、真面目に働いている人をたくさん知っているだけに。